アキレス腱炎の治療

アスリートを悩ませる「アキレス腱炎」とは?

こんなことにお困りではないですか?

  • 走る時、靴がアキレス腱に当たって痛い
  • 痛くてつま先立ちができない
  • アキレス腱の真ん中が赤く腫れている
  • アキレス腱を触ると「グズグズ」音がなる
  • ストレッチが良いと聞いたけど、やっても痛みが治らない
アキレス腱炎1

こんな症状があるのに、なかなか練習は休みづらい。。。

私は高校ラグビーや社会人アメフト、サッカーや陸上競技のトレーナーを経験しており、たくさんのアスリートの治療を行なってきました。
その中でも厄介なのが、「アキレス腱炎」という症状です。

走る時やジャンプの際に、アキレス腱の部分が痛むのが主な症状です。
陸上競技などランニングスポーツに多いのが特徴で、走る動作がアキレス腱に負担をかけて発生します。

練習を休めば痛みは引くのでしばらく休んで練習を再開するケースが多いのですが、病院や整骨院に通い湿布やマッサージ、ストレッチといった簡単な治療だけで済ませてしまい、再発を繰り返す人が多いのです。
当院に来られた患者さんの中には、3年近くアキレス腱炎に悩まされていたサッカー選手もいました。

「アキレス腱炎」は、きちんと治療を行わないと再発を繰り返し、練習ができないどころかランニングフォームが崩れ、他の部分に痛みが出る場合もたくさんあります。

では、なぜ「アキレス腱炎」が起こるのでしょうか?

その原因はオーバーワーク(使いすぎ)によって、ふくらはぎの筋肉とアキレス腱に負担がかかってしまうためです。よく、ふくらはぎをストレッチで伸ばしておけば改善するように思われていますが、逆効果の場合が多いので注意しましょう。

ほとんどの場合、下記の3つのうち、どこかに原因があってオーバーワークを起こします。

1.浮き指

浮き指とは、足の指がうまく使えていない状態で、地面から浮いてしまうことを言います。
足の指をうまく使えないために、バランスも悪くなりアキレス腱に強い負担をかけてしまいます。

アキレス腱炎 浮き指
アキレス腱炎 正常な指

チェック方法

足首から先の力を抜いた状態で、指が上に反り上がっていたら浮き指です。
また、足の指で「グー」を作れない方も浮き指になっている可能性が非常に高くなります。

アキレス腱炎 足の指が握れない
アキレス腱炎 足の指が握れる

2.膝と骨盤のズレ

体重をかけた時に膝が内に入る、いわゆるニーイントゥアウトの状態です。
膝が内に入り、足首が外に向くので、アキレス腱の部分に捻りの負担が加わります。これは膝と骨盤の筋肉や関節のバランスが崩れるのが原因になります。

チェック方法

大きく足を一歩前に踏み出して、膝を突き出します。
この時に膝が内側に入るかどうかをチェックします。

アキレス腱炎 ニーインニーアウト

肩甲骨と胸郭のねじれ

ランニング動作は、足だけでなく上半身と連動して起こります。
腕の振りが左右で違うと、自然に蹴り足も左右差が出てしまい、これが原因で偏った負担をかけてしまう場合があるのです。

多くは肩甲骨や胸郭の動きに左右差があるので、そこを改善しないと足の負担が減りません。

チェック方法

座った状態でまっすぐ背筋を伸ばします。
胸の前で腕を組み、左右に体を捻ります。

この時に左右での向きやすさ、捻り方に左右差がないかどうかをチェックします。

アキレス腱炎 体幹回旋1
アキレス腱炎 体幹回旋2

あなたは、どれに該当しますか?

それぞれの簡単な予防・改善法をご紹介しておきます。

アキレス腱炎の予防・改善法

浮き指の予防・改善法

足指曲げエクササイズ

  1. 座った状態からスタート
  2. 足の指が曲がるように地面に押し当てる(30秒)
アキレス腱炎 浮指予防
アキレス腱炎 浮指改善法

足の指をよく動かし、足裏の筋肉を鍛えることも有効です。

膝と骨盤のズレの予防・改善法

四股のポーズ

四股のポーズで骨盤と膝の向きを整えます(30秒)

アキレス腱炎 膝と骨盤のズレの予防・改善法

肩甲骨と胸郭のねじれの予防・改善法

ヒモを使った体幹の回旋

  1. 肩幅くらいの長さで、手首にヒモを引っ掛ける
  2. 左右に大きく回す

行きにくい方は回数を多く行う。

アキレス腱炎 ひも手首かけ
アキレス腱炎 ひも回旋運動

ヒモを使った体幹の側屈

  1. 肩幅くらいの長さで、手首にヒモを引っ掛ける
  2. 手を真上に上げて、横に身体を倒す
  3. 伸ばしている方の肺に息を吸い込むようにする
アキレス腱炎 ひもバンザイ
アキレス腱炎 ひも側屈運動

当院では、これらの原因をしっかりと特定したうえで治療を行いますので、再発する可能性は限りなく低くなります。

そして、もう一つ意外と知られていない原因が、あなたの履いているシューズです。

  • 足のサイズに合っていない
  • 足の形に合っていない
  • 競技に向いていない
  • インソールが足に合っていない

当院に来られるシンスプリントの方にシューズを持ってきてもらうと、こんなことがよくあります。
また、シューズの履き方や靴紐の結び方でも足にかかる負担は変わるのです。

ですから、当院では治療の際に必ずシューズをお持ちいただいて、シューズとの相性を合わせるアドバイスもさせていただいております。(高額なインソールを売りつけたりはしませんので、ご安心ください)

こうした、根本的な原因をしっかりと検査して見極めたうえで治療を行いますので、アキレス腱炎にお悩みの方は、一度当院の治療の予約を取ってみてください。

 

1年以上痛かったアキレス腱炎が治り、思っ切りサッカーができるようになりました

Y・Mさん 31歳 男性

吹田市在住
サッカー、フットサル

Mさんは高校サッカーのコーチをしながら、自分も社会人のチームでサッカーをされていました。サッカーのプレー中、徐々に両足のアキレス腱に痛みが出現。
アキレス腱が腫れて、動かすと「グズグズ」音が鳴る状態。ひどい時は歩くのも辛かったそうです。腫れた部分が硬くなってシコリのようになってしまっており、こんな状態になるまで本当に辛かったと思われました。当院に来られるまでも、病院や整骨院でマッサージやストレッチを受けていたそうですが、あまり効果を感じられなかったとのこと。お身体のチェックをすると、足首の歪みが強く、体幹の捻れも強く見られました。アキレス腱自体よりも、足首の歪みから身体のバランスを中心に治療しました。
治療後は歩行での痛みが大きく軽減。

復帰に向けての治療計画とセルフケアをお伝えしました。その後は治療のたびに順調に回復。
一ヶ月経つ頃にはサッカーをしても痛みが出ない状態になり、
「久しぶりに思っ切りサッカーができました!」
と嬉しい声をいただくことができました。

最初の本当に悪い状態の時は、ご本人も表情が暗く辛そうだったので、明るく嬉しそうなお顔を見れてこちらも嬉しかったです。

アキレス腱炎の患者さんの声

あきらめないでください! アキレス腱炎は改善できます!

アキレス腱炎に悩む方の中には、「これはもう付き合っていかないといけない」とあきらめてしまう方もおられます。
ですが、痛みが出るのは身体のバランスが崩れているからで、そんな状態で練習を重ねても成果は出ません。選手として活躍できる期間は限られています。中高生で、痛みが出たり休んだりを繰り返している間に、あっという間に引退を迎えた選手をたくさん見てきました。

そんな選手を一人でも減らしたいという想いで、ランニング動作の研究やアキレス腱炎の治療を勉強してきました。
きちんと治療をすれば、改善する見込みは十分にありますし、身体のバランスを改善できれば今よりもっと高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

あなたがなんとかアキレス腱炎の痛みを改善し、また試合でも活躍できるようになりたいのであれば、当院にご相談ください。
全力でサポートさせていただきます。

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(柔道整復師 山岡洋祐 監修)