ランナーに多いお尻の痛み、抜け感(動作解析からランニング障害を考える)

ランニング障害と動作解析

こんにちは。

大阪市城東区、鴫野駅前の城東整骨院、院長の山岡です。

 

マラソンシーズンになって来ました。

11月25日は大阪マラソンです。当院の患者さんも何人か出られるそうです。

レースに向けて最終調整は終わっていますか?

後半に足が出なくなるのは、ガス欠がほとんどとランニングショップの店長さんもおっしゃっていました。

レース中でも栄養補給できるものを携帯しておくと良いですよ。

 

さて、城東整骨院にはマラソンランナーをはじめ、トレイルや競歩、高跳び、短距離と陸上選手が多く来院されます。

マラソンシーズンになり、ご予約も埋まりやすくなって来ました。

ランナーに多い怪我として、シンスプリントや足底腱膜炎、膝の内や外の痛み、踵の痛みなどがあります。

ラグビーなどのコンタクトスポーツは相手とぶつかったり、転倒したしする時に怪我をしますが、ランナーの怪我は自分の身体の動きで損傷します。

走り方やバランスの問題で、一箇所に負担が集中してしまうんですね。

 

どんな姿勢で、

どんなバランスで、

どんな走り方で、

どんな靴で、

どんな足裏で、

どれくらいの距離を走っているのか。

それらを総合的に見ていく必要があります。

 

これまで多くのランナーや、走る競技のアスリートを診て来た経験上、怪我をしたりタイムが上がらなかったりする選手の動きに、問題点があることがわかって来ました。

動作解析から問題点を見つけておいて、そこに治療とフォーム指導を行うと、長年の痛みでも改善できることが多いのです。

問題点がある動きとは、安定性がなくブレていて、左右で大きく違う走り方です。

そういった点があると、走っている中で無駄な労力がかかりますし、身体の一箇所に負担が集中した結果、怪我が発生してしまいます。

 

動きの無駄が無くなれば、効率的に動けて当然タイム向上にも繋がります。

先日来られたランナーの方の実例をご紹介しますので、どうか最後までお読みになってください。

 

ランナーに多いお尻の痛み、体重をかけた時の抜け感

40代 男性 会社員

元々中距離の陸上選手でしたが、3年ほど前よりマラソンを開始。

何度かフルマラソンも経験しましたが、1年ほど前から走っている最中に身体が右に傾いていく感覚があり、徐々に右足の動きが悪く感じて来ました。

無理はいけないと思い、長い距離のランニングは休止。

右のお尻から太もも裏(ハムストリングス)に硬さを感じ、歩行やランニングでは右足の動きが不安定で力が入りにくく、上半身が右に傾いてしまいます。

 

身体のバランスが悪いのかと骨盤矯正に通われたり、筋肉のバランスが悪いのかとジムで体幹トレーニングをされたりしましたが、なかなか改善されません。

そんな時に、城東整骨院のホームページを見て来院されました。

 

姿勢、ランニング動作を分析してみます

シューズを見せてもらうと、私の履いている「ミズノ ウェーブライダー」。(とても良いシューズですので、ジョギングやこれからランニングを始めたいという方にはオススメです。)

シューズの裏を見てみると、右の外側にご自身で付けたパッドがありました。

なんとか少しでも症状を緩和したい。そんな思いで取り付けたんだろうなと想像できました。

 

症状の出ている右のお尻や、太もも裏を触ると硬くシコリの様になっています。

恐らく、張りを感じているのはこの部分でしょう。

しっかりマッサージやストレッチをすれば、一時的に解消できるかも知れませんがそれでは根本的な改善になりません。

「なぜそこに痛みが出たのか?」

という原因を探す必要が出てきます。

 

姿勢と動き、ランニング動作を見ていきましょう。

まずは立ち姿勢。

このままでは分かりにくいので、両足の真ん中に垂直の線を入れて見ます。

やや中心が左に寄っていて、右側が広く見えます。

両足をアップで見ます。

こちらも下腿(ふくらはぎ)の中心から踵を結ぶ線を描いてみます。

左足に比べて、右足が斜めに立っているのが分かるでしょうか?

次に片足立ちを見ていきます。

まずは症状のない左足。

次に症状のある右足。

右足で立つ時は身体をねじり、不自然な状態でないと立てません。

この状態で走るとどうなるでしょうか?

トレッドミルで時速6㎞で走ってもらいます。

左右でかなり違いがあるのが分かるかと思います。

まずは着底(足が着地するタイミング)。

左。

右。

通常、ランニング時はつま先が真正面からやや外に向きますが、右のつま先だけ内にねじって着底しています。

その流れで蹴り出しも左右で違います。

左はまっすぐ後方に蹴り出せているのに対し、

右のつま先が大きく内を向きます。

さらに膝も内に入るのでより右足全体のねじれが強調されています。

恐らくこの動きが改善されない限りは、同じところに負担がかかり、症状が残ってしまうでしょう。

 

動作を確認した上で、治療に入っていきます。

「つま先が内に向いているのなら、外に向ければいいんじゃない?」

と思われるかも知れませんが、人間の身体はそう単純なものではありません。

トータルバランスで動きます。

つま先が内に入るのも、足首だけでなく股関節や骨盤、首からの影響も関連します。

今回は神経と筋肉の連動を改善する「神経筋無痛療法」で足元から全身の治療を行いました。

 

治療後の経過とランニング動作の変化

先日来院された時の状態がこちら。

動きの変化が分かるでしょうか?

治療前と治療後を並べます

  

まずは着底。

左足。

右足。

真っ直ぐ前を向く様になっています。

続いて蹴り出しを見ていきましょう。

 

やや右の方が斜めになりますが、以前と比べると左右の差がなくなって来ています。

足裏検査をするとこんな感じ。

足裏検査の機器が入ったのが最近なので、以前の状態がわからないのが残念です。

治療前と治療後、それから経過を追っていくと面白そうですね。

 

お尻の張り、力が抜ける感覚もほぼ改善。

治療期間が開いてくると、走っている時の違和感が出てくる様なので、セルフケアを指導しながら治療を続けていけば、万全になっていくでしょう。

 

ランニング障害を本気で治してみる

忘れられない症例があります。

以前、中学生の女子バスケットボールの選手が、足裏の痛みで来院されました。

いわゆる、足底腱膜炎と言われる状態です。

走る、ジャンプで痛みがあり、まともにプレーが出来ずに困っていたそうです。

靴を買い換えたり、インソールを入れて見たりと、なんとか治して痛みなくプレーがしたいという思いが、その女の子からも親御さんからも強く感じました。

当時から、シンスプリントやアキレス腱炎、足底腱膜炎の治療を多く行なっていたので、その女の子の症状も改善できると思っていました。

 

ところが、治療を進めていっても、ある程度のところまでは改善しても、そこから先がなかなか改善しません。

バスケットボールをプレーしていても、最初は大丈夫でも段々と走れないくらいに痛みが強くなってしまいます。

リハビリを変え、治療方針を変え、走り方を指導し、トレーニングも一緒に行いましたが、結局私の力では改善することが出来ませんでした。

頑張って通院してくれた女の子と、信じて車で送り迎えしてくれた親御さんの気持ちを考えると、自分の力の無さを本当に情けなく感じました。

 

それから、ランニング障害に対する取り組みが変わりました。

トレッドミルを設置し、院内でランニング動作の解析をできる様にし、姿勢分析のための設備も整えました。

先日は、足裏の状態をリアルタイムで計測するための機器も導入しました。

スポーツでの怪我や、ランニング障害を根本的に改善できる治療法である、「神経筋無痛療法」にも出会い、毎週の様に勉強会で技術を磨いて来ました。

 

そうすることでやっと、以前とは違うレベルでランニング障害の治療ができる様になって来ました。

身体の状態をチェックし、ランニング動作を解析し、その上で適切に治療ができる。

必要に応じて、走り方の指導も行える。

そんな環境が整って来ました。

まだまだ動作を見る目を養わなければいけないですし、技術は一生磨き続けないといけませんが、痛みに困っているランナーの方やスポーツ選手、ベストタイムを目指すランナーのお役に立てると思います。

 

ランニングでの痛みや不調、タイムが上がらないと言った悩みを持つ方はたくさんいます。

これまでトレーニングや治療に通われても、なかなか成果が出ないと言った場合は、こうしたランニング動作の分析で原因が分かるかもしれません。

お困りであれば、一度当院にご相談ください。

※遠方から来られる方、大会が近い方などは、通常の予約枠だけでは解析から治療、セルフケアの説明まで出来ませんのでご予約の際に2コマ続けてご予約をお取りください。

 

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