腰痛ばひどい場合、病院で手術を受けることがあります
こんにちは。
大阪市城東区、鴫野駅前の城東整骨院、院長の山岡です。
腰痛は今や国民病と言われ、一生のうちに腰痛を感じずに生活できる人の方が少ないと言われます。
城東整骨院でも、日々の診療で腰痛の患者さんが多く来院されます。
一口に腰痛といっても、細かく分けていくと筋・筋膜性腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症など多岐に渡ります。
病院などではレントゲンやMRIで悪くなっているところを見つけ、ブロック注射や痛み止め、リハビリを行いますが、状態が悪い場合や改善が見られない場合は手術が選択されることもあります。
ところが、この腰の手術を受けたとしても完全に治るとは限らず、痛みが残ったりかえって悪化することがあるのをご存知でしょうか?
自分の辛い腰痛を治したいと、せっかく思い切って手術を行い、身体にメスを入れて入院して、その結果が思わしくないとなると非常に辛いものがあります。
今回は、手術後に痛みが強く出てしまった腰痛患者さんの症例をご紹介しながら、腰痛で手術を受ける前にしていただきたいことをご紹介しましたので、どうか最後までお読みになってください。
「手術後の腰痛や膝の痛みで、毎日辛かった状態が解消されました」
H・Nさん 女性 72歳 東中浜在住
脊柱管狭窄症、変形性膝関節症
Q何が決め手で当院を受診されましたか?
何軒も整骨院を回りましたが、仲々納得するような施術が受けられず困っていました。
知人に聞いて受診しました。今迄の所と全然違って、すごいと思いました。
Qどのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
3年前に腰の手術をして、その後しびれで膝の痛みも出てきて辛い毎日でした。
施術をして頂くと、血流が良くなりあちらこちらが楽になり有難く思っています。
Q実際に受診されて良かったことを教えてください。
細やかな施術で辛い毎日に、明るい毎日が戻ってきました。
山岡先生のおかげです。神の手と思っています。
後藤先生、前田先生も優しい先生方で、来られている方々との会話も、心よい、楽しい気持ちで聞かせて頂いています。
Nさんはひどい腰痛に悩まされ、足のしびれやふらつきを感じたので、整形外科を受診しました。
そこで細かく検査をしてもらうと、「脊柱管狭窄症」と言う神経の通り道が腰で狭くなる病気だと診断されました。
腰痛だけでなく、歩くこともままならなくなって来たNさん。
病院での勧めもあり、手術に踏み切ることになりました。
手術は無事に終了。
退院し、少しずつリハビリを開始しましたが、腰痛は改善されていません。
力は入るようになったものの、しびれの感覚は残ったままです。
「少しずつリハビリを頑張れば、きっと良くなるだろう」
と自分でも運動を頑張ったり、整骨院に通ったりを努力を重ねていましたが、なかなか良くなりません。
そうこうしているうちに、しびれの範囲が広くなって来て、かばっていたせいか膝にも強い痛みが出るようになって来ました。
膝の曲がりも日に日に悪くなって来たため、どうしようか悩まれている時に、当院を紹介されて来院しました。
初診時は、院内で歩くのもお辛いようで、待合室からベッドへの移動も時間がかかる状態。
歩くだけでなく、座る、立つ、寝返りとほとんどの動作で腰に痛みが出ていました。
「痛い、痛い」と言いながら本当に辛そうに動かれていたのをよく覚えています。
状態を検査していくと、手術の影響もあり、腰と膝を支える筋肉への神経の流れが悪くなっているようでした。
筋肉には、身体を動かす作用と関節を保護する作用があります。
このバランスが崩れると、身体を支えることができなくなり痛みが発生してしまいます。
Nさんの場合も、まさにその状態でした。
そこで、まず神経の流れを改善する神経筋無痛療法を腰と膝に施術。
数回にわたり腰から足にかけての神経の伝達を回復させる治療を行った結果、腰痛と膝の痛みは少しずつ回復されていきました。
痛みが楽になってくると、表情も穏やかになり、笑顔でお話してくれる時間が増えていきました。
その後も根気良く通われて、どんどん歩くのも早くなっていき、最初は30分近くかかっていた通院時間も、10分以下になるまで早くなりました。
「先生、今日は一回も休まないでここまで来れました!」
お嬉しそうな顔で報告してもらえた時は、こちらもとても嬉しかったです。
これには家族の方や近隣の方がびっくりされ、「一体どんな治療をしているんですか?」とたくさん聞かれたそうです。
辛い表情が、腰痛などの痛みから解放されて笑顔になる瞬間はこちらもとても嬉しいですね。
腰痛で手術を受ける前に知ってもらいたいこと
まずはじめにお話したいのが、私は手術に対して否定的な考えを持っている訳ではないと言うことです。
「手術を受けたくない!」
と言われる方も多いですが、どうしても必要な場合もあるのです。
・神経の麻痺でトイレが我慢できない
・放っておくと重大な後遺症が考えられる場合
・ガンなど内科的な疾患がある場合
こんな時は、手術をせずに放っておくことで取り返しのつかない事態にもなり得ます。
早急に手術が必要な場合もあることを知っておいてください。
その上で、腰痛の手術に対する考えをお伝えさせていただきます。
①手術は最終手段
手術をすると言うことは、多くの場合腰の骨の一部を削ったり、金属を入れたり、他の部分から骨を移植したりと言う方法を取ります。
手術=元の状態に戻す。では無いんですね。
一度削った骨は元に戻りませんし、金属を入れたら簡単には取り出せません。
手術を受けてバッチリ改善すれば良いですが、そうで無かった時のダメージが大きいので、決断は慎重に行うようにしましょう。
②手術と保存療法の3年後の状態がほぼ変わらない
坐骨神経痛や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症で手術した人と、手術せずにリハビリなど保存療法を選択した人たちの予後を調べた研究があります。
かなり多くの症例を統計的に分析したところ、3年後の状態についてはどちらも大きな差が見つからなかったそうです。
もちろん、手術がどうしても必要な場合もありますが、時間はかかっても保存療法で良くなっていく症例は案外多いものなんです。
短期的に状態を見ないで、長い目が必要なことも知っていてください。
③手術する前にできることがたくさんある
先ほど腰痛で手術を受けるのは最終手段と書きました。
ところが多くの病院では
腰痛
↓
痛み止め、湿布、簡単なリハビリ
↓
治らない
↓
手術
と言う流れになることが多いです。
これは階段で言うなら1、2段目を登ったら、急に10段目になるようなものです。
間にもっとできることがあるはずです。
腰だけでなく身体全体のバランスを整える、インソールを入れる、3ヶ月単位でトレーニングをしてみる、継続的にストレッチを行う、生活リズムを変えてみる、サポーターをつけてみる、温泉に行ってみる、プールで軽い運動をしてみる。等
ちなみに手術をするとしても、身体のバランスが整っていたり、筋力がしっかりしている方が明らかに術後の経過は良いです。筋力に関しては医学的な論文にもたくさん書かれていますので間違いないと言えます。
受け身に手術を受けるのではなく、積極的にできることを行うことが大切ですし、そういった手段があることを知ってもらいたいです。
当院の腰痛治療について
いかがでしたか?
腰痛で手術を検討されている方の参考になれば幸いです。
当院では、腰痛患者さんへは全身の筋肉と関節のバランスを整え、神経の流れを整えるといった治療を主に行なっています。
絶対手術と言われた症例でも痛みが消えたり、長年の足のシビレが改善したりと喜んでいただいています。
大切なのは、原因を見つけ出すことと、丁寧に説明して患者さんにも状態を理解してもらうことでしょう。
腰痛でお困りでしたら、一度当院にご相談ください。
(柔道整復師 山岡洋祐 監修)
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