
年齢 性別
11歳 男性 バスケットボール
お悩み 自覚症状
左ひざオスグッドの痛み
少し前からバスケットボールをしていると徐々に左のひざに痛みが出るようになりました。
だんだんと痛みが強くなってきたので病院に行くと、レントゲンを撮影され「オスグッド」の診断。
整骨院でケアやテーピングの方法を教えてもらうも改善せず。
なかなか良くならないのでもう一度別の整形外科に行ったところ、
「治らないなら一度バスケを離れてしっかり休むのが良いんじゃないか」
と言われたそうです。
バスケは続けたい、でもひざの痛みが治らない。
そんな悩みを持たれている際に、インターネットで探されて当院に来られました。
治療内容とアドバイス
・初診時
左のひざの前側が膨らんでおり、押さえると痛みを感じます。
屈伸してもらうと痛みが強く、体重をかけていなくても曲げるとひざの前が痛みます。
また、両方の股関節にうまく力が入らない状態になっており、ひざだけでなく身体全体の問題があるようでした。
確かにこれではバスケットボールは厳しいなと言う状況でした。
まず治療として、股関節と骨盤の状態を整えていきました。
オスグッドの子の場合、かなりの割合で股関節と骨盤に問題を抱えています。
そこを治療した上でないとなかなかひざの改善に繋がりません。
その後、患部の回復を早める処置と、自分でもできるケアの方法を2つご紹介しました。
・2回目(7日後)
初回来院時に比べて、痛みは10→3に減ったとのこと。
少しずつバスケットボールを再開してもらうためにテーピングのやり方をお伝えしました。
・3回目(8日後)
かなりバスケットボールができたが、練習すると痛みが出てしまうとのこと。
状態は良くなってきているので、セルフでできるストレッチをもう一つ追加でお伝えしました。
・4回目(7日後)
試合にも出れそうな位の状態まで改善。
シュートが入りにくいとの相談があったので、身体と距離感のリセットを行う方法をお伝えしました。
・5回目(13日後)
試合に出ても大丈夫だったとの報告。
試合後、体が冷えると痛みが出てきたけど、問題なくバスケットボールができているとのことでした。
状態が良かったので、5回目で治療を終了しました。
とても明るい男の子で、治療をしていてこちらも楽しかったです。
今回、オスグッドの治療としては5回と多くかかりました。
こちらは小学校5年生の割に身長が大きく成長軟骨が柔らかかったこと、バスケットボールに早期に復帰したのでその分の負担がかかったことが考えられました。
小学校6年生の間にダンクができるように頑張るということでしたので、良い報告を期待しています。
頑張ってね!
ご感想をいただきました
オスグッドの治療で来院しました。
バスケットボールが出来なくなるかもしれないと不安でいっぱいでしたが、
一ヶ月程で試合に復帰できました。
先生の施術と、教えていただいたストレッチは、すごく効果があり、
どんどん痛みがなくなりました。
先生のお陰で全力でプレーできるようになり、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
(お子さんより)
6年生の間に試合でダンクを決めます!
オスグッドの治療で大切なこと
オスグッドは成長痛だから治らないと言われることが多いようです。
しかし、
①身体全体からきちんと治療
②適切なセルフケアをお伝えする
③計画的に復帰していく
ということをしっかり行えばほとんどの場合3回で治療が終了します。
逆に言うと、それらができていなければ再発を繰り返しやすく長期間かかってしまいます。
単に休めるだけでは治らないことも多いので気をつけましょう。
当院のオスグッドの治療について
当院ではオスグッドの治療を得意としております。
ほとんどの症例で3〜5回以内に治療が終わります
オスグッドの痛みに困りでしたら、一度当院にご相談ください。