当院に来られる症状の中でも、特に多いのがオスグッド。
成長期に見られる膝の前側がポコンと腫れてきて痛みます。
数年単位で痛みが続いているケースも多く、スポーツをする上ではとても悩みになりやすい部位です。
今回、サッカーをされている13歳の男の子から、治療の感想をいただいたので経過と共に紹介させていただきます。
年齢 性別
13歳 男の子 クラブチームでサッカー
お悩み 自覚症状
左ひざオスグッドの痛み
今年の年始頃から左のひざに痛みが出るようになりました。
4月に整形外科でレントゲンを撮影してもらったところ、「オスグッド」の診断を受けました。
その後、色々な病院に行って治療を受けましたが、なかなか良くならず。
だんだんと痛みが強くなってきて、しゃがむのも辛い状況になってしまいました。
特に先週から痛みが辛くなってきたとのことでした。
サッカーは続けたいけれど、このままでは思いっきりプレーできない。
そんな悩みを抱えている時に、インターネットで検索をされて当院に来られました。
治療内容とアドバイス
・初診時
左のひざの前側に腫れがあり、押さえると強い痛みを感じます。
しゃがむ動作では体重をかけなくても痛みが出る状態でした。
また、両方の股関節の動きに制限があり、骨盤の歪みも確認されました。
オスグッドの多くの症例で見られるように、ひざだけでなく身体全体のバランスに問題がある状況でした。
まず治療として、股関節と骨盤の調整を集中的に行いました。
オスグッドの改善には、患部だけでなく股関節と骨盤の状態を整えることが重要です。
その後、患部の回復を促進する処置を行い、自宅でできるセルフケアの方法をお伝えしました。
・2回目(1週間後)
初回来院時と比べて、痛みは10から3まで大幅に改善したとのこと。
しゃがむ動作もかなり楽になったと喜んでいただけました。
普段の生活やサッカーでの体の使い方を改善するために、股関節のストレッチ方法を新たにお伝えしました。
・3回目(さらに1週間後)
ほぼ痛みが無くなったとの報告をいただきました。
サッカーの練習にも支障なく参加できるようになったため、3回目で治療を終了することができました。
今回は3回という短期間での改善となりましたが、
これは患部だけでなく身体の動きから改善できたこと、
ご本人がセルフケアをしっかりと実践してくれたことが大きかったと思います。
ご感想をいただきました
オスグッドになり、色々な病院に行ったのに治らなかった。
けど、ここに来て3週間でほぼ痛みが無くなったので来てよかったと思いました。
オスグッドの治療で大切なこと
オスグッドは成長痛だから治らないと言われることが多いようです。
しかし、
①身体全体からきちんと治療
②適切なセルフケアをお伝えする
③計画的に復帰していく
ということをしっかり行えば、多くの場合短期間で改善できます。
今回の症例のように、適切な治療とセルフケアを組み合わせることで、
3週間という短期間での改善が可能になります。
単に休むだけでは根本的な解決にならないことが多いので注意が必要です。
当院のオスグッドの治療について
当院ではオスグッドの治療を得意としております。
ほとんどの症例で3〜5回以内に治療が終わります。
オスグッドの痛みでお困りでしたら、一度当院にご相談ください。