こんにちは。
大阪市城東区、鴫野駅前の城東整骨院、院長の山岡です。
9月も下旬に入り、秋らしい気候になってきましたね。過ごしやすい季節になると、外出する機会も増えてくるのではないでしょうか。
今日は前回のブログでも少し触れていた、強剛母趾でお悩みの方に向けて、痛みを悪化させない靴の選び方についてお話しします。
強剛母趾の症状で悩まれている方から、
「どんな靴を履いたら良いのかわからない」
「今履いている靴で痛みが悪化してしまう」
「こんな靴履いてるんですがどうでしょうか?」
といったご相談をよくいただきます。
実は、靴選びは強剛母趾の痛みに大きく影響するんです。
間違った靴を選んでしまうと、関節軟骨への負担が増え、痛みが悪化してしまうことがあります。
これまでも強剛母趾の記事を書いてきておりますので、こちらもご参考ください。





記事の最後に動画でも解説していますので、そちらもぜひご覧になって下さい。
強剛母趾と靴の関係
強剛母趾は、足の親指の関節である母趾MTP関節(ぼしエムティーピーかんせつ)の軟骨がすり減ったり、骨棘(こつきょく・骨のトゲ)ができたりする疾患です。
この状態で間違った靴を履いてしまうと、歩行時に親指の関節に過度な負担がかかり、炎症や痛みを悪化させてしまいます。
逆に、適切な靴を選ぶことで、関節への負担を大幅に軽減し、痛みの改善につなげることができるのです。
強剛母趾の方に大切な靴の選び方【3つのポイント】
1. ヒールやパンプスは避ける
ヒールが高い靴は絶対に避けてください。
ヒールが高い靴を履くと、足の親指が反り上がる状態になり、強剛母趾の関節軟骨に負担をかけ、痛みを悪化させる原因になります。
パンプスも歩行をサポートしない構造になっているため、足の指に負担がかかりやすく、強剛母趾の方にはおすすめできません。
もちろん外出時の服装などによっては、ヒールやパンプスが合う場合もあるかと思います。
ハイヒールが一番負担をかけてしますので、その場合はできるだけパンプスを選んでいただき、帰ってきたら足をアイシングしてあげるなどケアも取り入れましょう。
2. かかと部分がしっかりしている靴を選ぶ
ウォーキングシューズやスニーカーなど、かかとを包む部分が硬い靴を選ぶことが重要です。
かかとがしっかりホールドされることで、足の指に頼らずに体重移動ができ、足の指への負担を軽減できます。
サンダルやスリッパのように、かかとが固定されない靴は避けましょう。
3. つま先が上がっている靴を選ぶ
つま先が少し上がっている靴(ロッカーソール)を選んでください。
つま先が上がっている靴は、自然に靴が前へ転がるような動きをサポートし、足の指で地面を蹴り出す動作を減らすことができます。
これにより、強剛母趾の親指への負担を大幅に軽減することができます。

こんな靴を探してみましょう
強剛母趾におすすめの靴の特徴
✓ 適した靴の特徴
– ウォーキングシューズやランニングシューズ
– かかとがしっかりと包まれている
– つま先部分にゆとりがある
– つま先が上がっている(ロッカーソール)
– クッション性が高い
– 足首までサポートされている
✗ 避けるべき靴の特徴
– ヒールの高い靴
– パンプス
– サンダル・スリッパ
– 底の薄い靴
– つま先が細い靴
– かかとが固定されない靴
靴選びで痛みが変わる理由
これらのポイントを意識して靴を選ぶことで、強剛母趾や外反母趾の方でも足に負担をかけずに歩くことができます。
適切な靴は、歩行時の足の動きをサポートし、親指の関節への過度な負担を防いでくれるのです。
逆に、間違った靴を履き続けると、関節軟骨の摩耗が進み、痛みが慢性化してしまう可能性があります。
動画でさらに詳しく解説
今回お話しした内容について、動画でより詳しく解説しています。
実際の靴の特徴や、なぜこれらのポイントが大切なのかをわかりやすくご確認いただけます。
まとめ
強剛母趾でお悩みの方は、以下の3つのポイントを意識して靴を選んでください:
1. ヒールやパンプスは避ける
2. かかと部分がしっかりしている靴を選ぶ
3. つま先が上がっている靴を選ぶ
適切な靴選びは、強剛母趾の痛み改善において非常に重要な要素です。
今履いている靴を見直して、足に優しい靴に変えることから始めてみませんか?
おうちででできる強剛母趾の辛い症状を解決する方法
現在、城東整骨院ではプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。
足について情報発信をさせていただいていると、全国からたくさんのご質問を日々いただいています。
ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらのサンダルとソックスを開発しました。
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