今回の内容は本当に気をつけていただきたい内容になります。
私のところではモートン病の患者さんが多いです。
何人もの方が同じようなセルフケアを行なって悪化しており、よくお話を聞くとYouTubeで見たケアを行ったとのことでした。
私もYouTubeで情報発信しているので、そういったインターネットの情報とのお付き合いの仕方についてもご説明させていただきます。
モートン病とはどの様な状態なのか
モートン病は、足の裏にある神経の束に炎症が起こる状態です。
足の中指と薬指の間に起こることが多いです。
人差し指と中指、薬指と小指の間に出る方もおられます。
主に足のアーチが崩れてきたり、足首や指自体の硬さが原因になったりします。
歩くときに一歩ごとに痛むので、痛みの強さ以上にストレスを感じられる方が多いです。
実は私も、以前に一度モートン病になったことがあります。
1ヶ月ほどで痛みは消えましたが、その時もかなりストレスを感じました。
病院ではインソールなどを勧められることが多いですが、効果が出ない場合は手術を選択されることもあります。
モートン病の時に絶対にやってはいけないこと3つ
では今回のテーマに早速入らせていただきます。
①痛いところを直接マッサージしない
こちら結構行っている方が多いです。
Youtubeでも紹介されていることがあるみたいですね。
肩こりなどの筋肉の痛みと一緒に考えて、固まっているところをほぐせば痛みが緩和すると考える方が多いようです。
ですが、モートン病の場合は、神経の束が圧迫されて炎症を起こしているので、直接マッサージを繰り返していくとどんどん炎症がひどくなります。
実際に、マッサージを続けてどんどん悪化して来院された方が何人もおられます。
絶対に、直接マッサージするのはやめてください。
②ヒールやパンプスなどを極力履かない
モートン病の痛む原因として、足の前側に体重が強く乗ってしまうと言うことがあります。
ハイヒールやパンプスは、構造上歩く時に足の前側に強く体重が乗りやすい構造になっています。
これを繰り返すことで、どんどん痛みが悪化してしまう可能性があります。
特別なおでかけなどの時は仕方ありませんが、できるだけ歩くのに適したスニーカーなどを履くようにしてください。
また、楽だからと底の柔らかいサンダルを履かれる方がおられますが、こちらも足のアーチが崩れてしまいモートン病が治りにくい原因になっているのでご注意くださいね。
③痛いところにパッドを貼らない
こちらも多いですね。
当たって痛いなら、その部分にクッションを入れてみようと言う発想です。
意外と最初の方は痛みが緩和されたりするのですが、クッションの分そこが厚くなって逆に圧力は高まります。
長い間つけているとかなりの確率で悪化してしまいますので、ご注意くださいませ。
私のブログでも足裏にパッドを入れる方法をご紹介しています。
パッドを当てる位置も動画付きでご紹介しておりますので、ぜひそちらをご参考くださいね。
基本的に
痛みを伴うマッサージ、ストレッチはしない
こちらを守っていただければと思います。
youtubeやインターネットにはいろんなやり方が紹介されています。
私が読んでいても勉強になるものもありますし、「これってどうなの?」と疑問に思われる内容も正直あります。
また、どんなに良いセルフケアでも、今のその患者さんの状態に合っているかは判断難しいです。
まずは実践、やってみるのが大切ですが、痛みが強くなったらすぐに中止しましょう。
痛みが1割でも軽減するなら、効果が期待できるかもしれないので1週間続けてみる。
そんな感じで見極めていただければと思います。
一日二日で効果が出ないものもあります。
1週間やってみても効果を実感できない場合は、今の状況と合っていない可能性が高いのでやめる。
その上で他のやり方も試してみるのが良いでしょう。
動画で詳しく解説
動画の方でも詳しく解説させていただいております。
ぜひご参考くださいませ。
おうちででできるモートン病の辛い症状を解決する方法
現在、城東整骨院ではプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。
足について情報発信をさせていただいていると、全国からたくさんのご質問を日々いただいています。
ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらのサンダルとソックスを開発しました。
・おうちでできる歩行ケア
・おうちでできる歩行ケアプロソックス
おかげさまで全国のたくさんの方に使っていただいていますし、すごく調子が良いというレビューもいただいています。
ご興味のある方はこちらから詳しくご覧くださいませ。