足首の内側が痛む。
意外とそんな症状にお悩みの患者さんが多くおられます。
「後脛骨筋腱炎(こうけいこつきんけんえん)」と言われる症状ですが、YouTubeで改善法をご紹介していたところ、多くの反響がありました。
実際にお困りの方が見られて、遠方からですが当院にお越しになりました。
年齢 性別
61歳 女性
お悩み 自覚症状
以前より左足ばかりが捻挫してしまうという女性。
3ヶ月ほど前にも左足首を捻挫してしまいました。
その時はすぐに普通に歩くことができたのですが、少し期間が空いてから急に足首の内側が痛むようになってしまいました。
靴を履いていると楽ですが、安定していない感じがあります。
歩く時も角度によって痛みがあり、階段の踏み始めが辛い状態です。
このままだと歩けなくなっては困るということで、解決法を検索している時に、当院のYouTubeをご覧になったそうで来院されました。
治療内容とアドバイス
・初診時
最初にお身体のチェックをさせていただくと、左足の立ち方が安定していない様子。
片足立ちになってもらうと、左だけグラグラして安定しません。
痛みは内くるぶしから土踏まずにかけて。
こういった不安定な状態が残っている場合、痛みがなかなか治らないケースが多いです。
詳しくお身体を診させていただくと、左足は捻挫を繰り返してかなり歪んでいる状態でした。
また、骨盤の左右差も触らせてもらうとあったので、
「過去に骨盤の怪我とかしましたか?」
とお聞きしたところ、スキーで転倒して2回骨折したことがあったそうです。
治療は骨盤から股関節、足首の矯正を行い、テーピングをお伝えしました。
治療後は片足立ちも安定し、良い状態になってもらえました。
・2回目(1週間後)
初回治療後は腰も軽かったと喜んでいただけました。
土踏まずの痛みはかなり楽とのことでしたので、継続して治療。
ご自分でもできる足の調整をセルフケアとしてお伝えしました。
・3回目(9日後)
左足の片足立ちもかなり安定してきました。
状態が良くなってきたので、2週間後に通院してもらうように指導。
・4回目(14日後)
少し歩きすぎたようで、痛みが出てきてしまいました。
片足立ちは安定していたので、炎症が少し起きてしまったようです。
炎症を抑える治療とテーピングを行いました。
・5回目(14日後)
普段の歩きや生活ではほとんど痛みが出ず、少しピリピリを感じる時がある位とのこと。
・6回目(3週間後)
ほぼ痛みなく順調に過ごせたとのことで、片足立ちも安定していましたので治療終了としました。
こちらの患者さんは、昔に骨盤を痛めてから足の着き方に左右差が出てしまっていたようです。
それが原因で、左足の不安定さが取れずに痛みにつながったようです。
順調に回復していただけて良かったです!
ご感想をいただきました
左の足首をよくねんざするので、そもそも歩き方が正しくないのかもと思い、
診ていただくことにしました。
初診時、骨盤の歪みを指摘され、自分でも思ってもいないことだったのでおどろきました。
家でできるケアや、注意点も細かく教えていただきました。
今ではほとんど痛みも感じなくなり、少し遠いですが思いきって
診ていただいて良かったです。
ありがとうございました。
当院の後脛骨筋腱炎の治療について
当院では足のトラブルや後脛骨筋腱炎の治療については得意としております。
お困りの方がおられましたら一度ご相談ください。