こんなお悩み、ありませんか?
「最近、足の指のつけ根あたりが痛くて、歩くのがつらい…」
「長時間歩くと足の前の方にジンジンと痛みが出る…」
このようなお悩みを抱えている方は、中足骨骨頭痛(ちゅうそくこつこっとうつう)という症状の可能性があります。
今回は、当院のYouTubeチャンネルでご紹介している動画
👉 【テーピング解説】中足骨骨頭痛を和らげる貼り方
に沿って、ご自宅でできるテーピング方法とそのポイントをわかりやすく解説していきます。
これまで、痛みを軽減するためのケア方法やストレッチ、マッサージ方法についてもブログでご紹介させていただきました。
まだそちらの記事をご覧になっていない方がおられましたら、そちらもご参考にしてみて下さい。


中足骨骨頭痛とは?
中足骨骨頭痛とは、足の指のつけ根(足裏の前方部分)に炎症が起き、歩行中に痛みを感じる症状です。
湿布や痛み止め、電気治療などではなかなか改善が難しいこともあり、慢性化しやすいのが特徴です。
毎日の「歩く」という動作に影響するため、痛みが続くとストレスや不安が大きくなってしまう方も少なくありません。
この症状は特に、足のアーチ構造が崩れている方に多く見られます。アーチが落ちてしまうことで、体重が指のつけ根に集中しやすくなり、炎症や痛みが出てしまうのです。
テーピングの目的とその効果
動画で紹介しているテーピングは、アーチのサポートを通じて、歩行時の衝撃を分散することが目的です。
テープを適切に貼ることで、
- 足裏のアーチが活性化され、負担が分散される
- 指のつけ根への衝撃が和らぐ
- 歩く際の安定感が増し、痛みが軽減する
といった効果が期待できます。
実際にこの方法を継続することで、「長時間歩いても痛みが出にくくなった」という声も多くいただいています。
正しいテーピングの巻き方と注意点
テーピングには、35cmのテープを2本、15cmを1本使います(※サイズは足の大きさによって調整が必要です)。
貼る際の最大のポイントは、足首の角度です。
力を入れて足首を反らせた状態で貼ってしまうと、皮膚に無理なテンションがかかり、かえって違和感や痛みを引き起こしてしまうことがあります。
必ず、足首の力を抜いて「自然にだらんと下げた状態」で貼ることが大切です。
<貼り方の流れ(動画より抜粋)>
- 1本目(35cm):小指の付け根から内くるぶしに向かって斜めに引っ張って貼る
- 2本目(35cm):親指の付け根から外くるぶしに向かって貼る。このとき、親指を外側に少し開いておくとより効果的
- 3本目(15cm):真ん中で縦に裂いて、足指の付け根あたりに横方向に貼ることで、前足部の横アーチをサポート
テープの強さは調整可能ですが、初めての方はややしっかり目に貼ると、ホールド感を実感しやすいです。
また、ティッシュを畳んでパッドのように使用する工夫を加えると、さらに効果が高まります(動画内でも紹介されています)。
このテーピングを行うことで、歩行時に中足骨骨頭の部分へかかる負担が軽減されます。
結果として、
- 歩いたときの鋭い痛みが和らぐ
- 痛みが出にくい足の使い方ができる
- 「歩くのが怖い」という不安が軽くなる
といった変化が期待できます。
動画で解説
今回ご紹介したテーピングは、簡単にできるセルフケアのひとつです。
おうちでも実践できる内容ですので、動画を参考にぜひ一度試してみてください。
ただし、テーピングはあくまで一時的なサポート手段です。痛みが長引く場合や改善が見られない場合には、無理をせず専門家にご相談ください。
当院では、中足骨骨頭痛の治療を得意としております。
お困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご予約のうえご来院ください。