こんにちは。 大阪市城東区、鴫野駅前の城東整骨院、院長の山岡です。
最近、患者さんから「アキレス腱の痛みがもう何ヶ月も治らないんです」というご相談を本当によくいただきます。実は、アキレス腱の痛みというのは、一度こじらせてしまうとなかなか回復しにくい、やっかいな症状なんですね。
「歩いているだけでも痛い」「走るのが怖くなった」「マッサージしても良くならない」、そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回はそんなアキレス腱の痛みに対して、当院で開発した「歩行ケアサンダル」を使った3段階のセルフケア方法を、治療家の目線でお伝えしていきます。

記事の最後に動画でもご紹介していますので、そちらもご参考ください。
なぜアキレス腱の痛みはなかなか治らないのか
患者さんに「アキレス腱の痛みがどれくらい続いていますか?」とお聞きすると、「半年です」「もう1年以上です」とおっしゃる方が本当に多いんですね。
これにはちゃんと理由があります。
ひとつ目の理由は、アキレス腱という組織はもともと血行が悪い場所だということ。
血流が乏しい部分ですので、純粋に回復する力が弱いんです。指先を切った時のように数日で治る、というわけにはいかないんですね。

ふたつ目の理由は、ねじれながら引っ張られる癖がついてしまっていること。
アキレス腱というのは、まっすぐ引っ張られる力にはとても強い組織です。

ところが、足裏のアーチが崩れていたり、膝の向きがおかしくなっていたりすると、アキレス腱がねじられながら引っ張られることになってしまいます。これが癖になってしまうと、いくら安静にしてもなかなか回復しないんですね。
そして三つ目の理由が、腱そのものが弱くなってしまっていること。

腱というのはゴムの繊維をギュッと束ねたような構造をしているんですが、長い間負担がかかり続けると、その繊維がちょうど古くなったタイヤのように、もろもろとほつれてきてしまいます。こうなると、ちょっとした刺激でもすぐに痛みが出てしまうようになるんです。
大事なのは「正しく引っ張られる」状態を作ること
ではどうすればいいのか。
大事なことは、ねじられるんじゃなくて、正しく引っ張られる状態で継続的に少しずつ負荷を上げていくということなんですね。

もろもろになっていた腱を、強くしなやかな腱に再生させていく。そのためのお手伝いができるのが、当院で開発した歩行ケアサンダルです。

このサンダル、足の前側がちょっと出っ張っていて、斜めに切れ込みを入れた特殊構造になっているんですね。
販売以来、多くの方にご使用いただいて、喜びの声を頂戴しているのですが、「もっと具体的な使い方や注意点を知りたい」というご要望をたくさんいただきましたので、今回3段階に分けてご紹介させていただきます。
第1段階:足の歪みを整える「まっすぐ足踏み」
まずは第1段階。

普段の生活でちょっと歩いただけでも痛い、という方は、いきなりトレーニングするよりも先に足の歪みを整えることから始めましょう。
やり方はとてもシンプルです。歩行ケアサンダルを履いた状態で、その場で足踏みをするだけ。
ただし、ここでひとつ大事なポイントがあります。それはつま先をまっすぐ前に向けるということ。

ガニ股気味につま先が外を向いてしまうと、逆に足のバランスを崩してしまうんですね。
意識しないと、本当に多くの方が外向きになってしまいます。実際にやってもらうと「なんだか内股にしているみたいです」と言われる方が多いんですが、それぐらい普段、知らず知らずのうちにガニ股気味で歩いている方が多いんです。
目安は1分間の足踏みを3セット。
これだけでも、サンダルを脱いで歩いてみると足の感覚や体のバランスが変化しているのを感じていただけると思いますよ。
第2段階:アキレス腱を強くする「つま先立ちトレーニング」
第1段階で足の歪みが整ってきたら、次は第2段階。

ここからは、アキレス腱そのものを歪みを取りながら強くしていく段階になります。
やり方は、歩行ケアサンダルを履いた状態でのつま先立ちです。バランスが不安な方は、壁などに手をついて行ってください。

ここでもポイントはつま先をしっかりまっすぐに向けること。
そしてイメージとして大事なのが、歩行ケアサンダルの親指の付け根の部分。
ここがちょっと下がる構造になっているんですが、その部分を下に突き刺すようにしながらかかとを上げていくんですね。
このイメージでつま先立ちをすることで、アキレス腱がねじれずにまっすぐ引っ張られる状態を作り出せます。
痛みについては、全くなくなるまで目指す必要はありません。10が限界の痛みで0が全く痛くないとすると、3ぐらいまでの痛みなら出てもOKです。
翌日以降にその痛みが強くなっていなければ、その負荷でどんどん続けていった方が腱が強くなっていきます。

回数の目安は、最初は両足で20回程度。慣れてきたら30回ぐらいまで増やしていきましょう。
2週間続けても問題ないというレベルまできたら、片足ずつ10回程度にステップアップしていきます。
ここまでくると、アキレス腱の強さもかなり再生してきているはずです。
第3段階:股関節と連動させる「ワイドスクワット」
最後の第3段階は、アキレス腱の部分だけでなく、股関節まで含めて一緒に使えるようにすることを目指します。
なぜ股関節なのか。アキレス腱の痛みがなかなか治らない方というのは、足元だけの問題ではなく、股関節の使い方に課題があることが本当に多いんですね。お尻の筋肉と足裏の連動が作れていないと、また同じようにねじれの負担がかかってしまいます。

やり方はワイドスクワットです。
歩行ケアサンダルを履いて、つま先を外に広げた状態で立ちます。そこから足を肩幅より広く開いて、お尻をスッと真下に落としていきます。
ここでの注意点は、
- 腰が丸まらないようにする
- 膝が内側に入らないようにする
- 胸を張って股関節をしっかり広げる
この姿勢で20回が目安です。慣れていないと結構しんどいと思いますが、これをやることで股関節のお尻側と足裏の連動がしっかり作れるようになりますので、本当におすすめです。

実はこのワイドスクワット、第3段階と言っていますが、アキレス腱自体への負担は意外と少ないんですね。なので第2段階のつま先立ちがまだ痛くて難しいという方は、第1段階の足踏みとこのワイドスクワットを先にやっていただいてもいいかもしれません。
治療家として伝えたいこと
ここまでアキレス腱のケアについて3段階でお伝えしてきました。
多くの患者さんを診てきた経験上、アキレス腱の痛みは「ただ休めば治る」というものではないんですね。
むしろ、ただ安静にしているだけでは、腱がもろいまま放置されてしまって、復帰した時にまた痛めてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。
大事なのは、正しい方向に負荷をかけて、強い腱に作り変えていくこと。
そのためのツールとして、この歩行ケアサンダルを開発しました。
実は、こちらの商品を開発したきっかけは、YouTubeやブログで情報発信させていただく中で、全国からたくさんのご相談をいただくようになったことなんです。

遠方からわざわざ電車に乗って来院してくださる方もいらっしゃるのですが、どうしても単発の治療では限界がありますし、メッセージのやり取りだけでは結果に結びつきにくいというもどかしさを感じていました。
そこで、自宅でできるケアの方法は何かないかと考えた結果、開発したのがこちらの歩行ケアサンダルです。
動画でさらに詳しく解説
今回ご紹介したアキレス腱ケアの3ステップについて、実際の動きを動画で詳しく解説しています。
文章だけでは分かりにくい、つま先の向きやかかとを上げる時のイメージ、ワイドスクワットの姿勢なども、わかりやすくご確認いただけます。
動画はこちらからもご覧いただけます:https://youtu.be/9qsrTpCjPPU
まとめ
今回はアキレス腱の痛みに対する歩行ケアサンダルの使い方を3段階でお伝えしました。
- 第1段階:まっすぐつま先で足踏み(1分×3セット)
- 第2段階:つま先立ちトレーニング(両足20回→片足10回)
- 第3段階:ワイドスクワット(20回)
ご自身の状態に合わせて、無理のない段階から始めていただければと思います。痛みが3を超えてしまう場合や、翌日に痛みが強くなる場合は、ひとつ前の段階に戻して様子を見てください。
長年のアキレス腱の痛みでお困りの方の改善のお役に立てれば嬉しいです。
歩行ケアサンダルについて
現在、城東整骨院ではプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。
全国からたくさんのご質問を日々いただいています。
ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらの歩行ケアサンダルを開発しました。前方に傾斜がついた特殊構造で、特許も取得しています。
・おうちでできる歩行ケア

価格:9,800円+税
S(21〜24cm)、フリーサイズ(24.5cm〜)
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