強剛母趾の方にやってもらいたい大切な「歩き方」

 

 

歩くときは親指で蹴り出すのが正しい？

今回のポイントとして、

歩くときは足の親指で蹴り出さない

ということを主にお話しさせていただきます。

 

よく歩き方として、

「足の親指で蹴り出す」

が正しいと認識されている方が多いです。

そう言って教えられたこともあるのではないでしょうか？

 

実は、足の親指で蹴り出すのは強剛母趾の方に取ってとても負担が大きくなってしまいます。

また、通常の歩行では足の親指を意識的に蹴り出す動きは入りません。

無理にその部分を意識して歩くことで、かえって痛みの原因を作っている場合もありますので注意しましょう。

強剛母趾は親指の関節の軟骨に棘ができたりすり減ったりすることが原因です。

必要以上に負担がかかってしまうと、最終的に手術を受けないといけなくなってしまいます。

今より悪くしないためにも、歩き方を注意してみてください。

 

 

強剛母趾の方にやってもらいたい歩き方

では強剛母趾の方にやっていただきたい歩き方について、詳しくお伝えしていきます。

 

①足を上げるようにして歩くようにする

まず試していただきたいのが、足を意識的に上げながら歩くようにしてもらいたいです。

強剛母趾や足首周りにトラブルを抱えておられる方は、皆さん足が上がっておらず、すり足のような状態になってしまっています。

この状態が実はすごく強剛母趾の悪くなってしまいます。

実際にすり足で歩くと、親指が反らされる感覚が強く出てしまいます。

これを続けると強剛母趾の方は軟骨にダメージが加わりやすいので注意しましょう。

意識的に足を上げるようにして歩くことで、この親指が反らされることを防ぐことができます。

最初は行進のようになってぎくしゃくしてしまうかもしれませんが、慣れてくると自然に歩けるようになりますので、ぜひやってみてください。

 

②人差し指と中指が最後に少し地面に触れる様に歩く

最初に親指で蹴る歩き方が良くないとお伝えしました。

では実際にどういう風に歩くのが良いのかという点についてお話ししていきます。

こちらの写真の様に、歩くときに最後に人差し指と中指が軽く地面に触れるような歩き方をおすすめしております。

決して、最後に指で蹴り出すわけではありません。

最後に親指でなく人差し指と中指で軽く地面を触る感覚で歩くと、親指が反らされることなくスムーズに歩くことができます。

こちらは一つ目の足を上げる歩き方よりも、少し難易度が上がりますのでご自宅などで練習して外で歩くようにしてみてください。

 

まとめ

最後にまとめます。

・親指で蹴らない

・足を上げて歩く

・人差し指、中指の指先が地面に触れる様な感覚で歩く

この3つをやっていただくと強剛母趾の方の進行を抑えることが可能になってくるでしょう。

ぜひ、お試しくださいませ。

写真でもお伝えしますが、わかりやすいように最後に動画を載せておきます。

 

動画で実際の歩き方をご紹介

写真だけですとわかりにくい部分もあるかと思いますので、動画のリンクを貼っておきます。

こちらをご参考にぜひやって見てください。

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