貧乏ゆすりで股関節の軟骨が再生?
こんにちは。
大阪市城東区、鴫野駅前で整体治療、PNF治療を行っている城東整骨院、院長の山岡です。
中高年の女性に多い「変形性股関節症」。
股関節の軟骨がすり減り、骨同士の隙間が狭くなってしまう状態です。
先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全などの基礎疾患があると発生しやすいと言われています。
一般的な治療では、軟骨の再生は難しいとされているので、残っている筋肉の強化、股関節を人工関節に取り替えるという処置が行われます。
しかし、近年意外な方法で股関節の軟骨を再生させる方法がわかってきました。
それが「貧乏ゆすり(ジグリング)」です。
貧乏ゆすりで軟骨が再生するメカニズム
福岡の柳川リハビリテーション病院で、股関節の手術後の改善を促すために考えられましたが、軟骨の再生が多くの例で認められたため、手術をしない患者さんにも勧めることになりました。
医学的な論文でもきちんと発表されているのですが、貧乏ゆすりを継続的に行った結果、関節の軟骨が再生され、隙間ができて痛みが解消されるというものでした。
元々、動物の傷ついた動物の関節を擦り合わせていると、軟骨が再生すると言う事実が確認されているので、同じことが起こっているようです。
これまで軟骨再生は不可能と言われていたので、変形性股関節症の治療では画期的な方法と言えるでしょう。
難点としては長期間かかること、軟骨再生のメカニズムが解明されていない点などがありますが、費用がかからず副作用も少ないので試してみる価値ありです。
「貧乏ゆすり 軟骨再生」などで検索してもらうと、実際に軟骨が再生してきているレントゲンを見ることができます。
ぜひご覧になってみてください。
貧乏ゆすりで軟骨が再生してくるのはこんな患者さん
貧乏ゆすり(ジグリング)で軟骨が再生してくるには条件があると言われています。
①臼蓋形成不全の程度が軽度
②歩き回るような仕事についていない
③貧乏ゆすりをする時間的な余裕がある
この3つになります。
臼蓋(きゅうがい)と言うのは、股関節の骨盤側になります。
大腿骨の頭にかぶさるようになっていて、股関節を形成しています。
大腿骨頭が頭に対して、帽子のような感じです。
この帽子のかぶりが浅い状態を「臼蓋形成不全」と言います。
関節の接地面積が狭いので、一部の軟骨にばかり負担がかかるので、変形性股関節症のリスクが高まるのです。
あまりにも臼蓋形成不全が重度の場合、貧乏ゆすりを行なっても効果が表れにくいと言われています。
軟骨再生よりも、すり減る進行が勝ってしまうんですね。
その他、歩きすぎも股関節への負担が大きいですし、そもそも貧乏ゆすりができる時間が確保できないと軟骨再生は期待できません。
こう言ったケースでは貧乏ゆすりだけでなく、他の治療とも組み合わせた方が良いでしょう。
股関節の軟骨を再生させる貧乏ゆすりの方法
では、実際に軟骨を再生させる貧乏ゆすりの方法についてご紹介していきます。
時間の目安ですが、「できるだけ多く!」と言われています。
一日最低でも1時間以上は必要になってくるでしょう。
実践されている方は、「癖になれば気がついたら長時間やっている」と言われていますが、場合によっては専用の機器も販売されているのでそちらを頼るのも良いかも知れません。
①椅子にまっすぐ腰掛けます
この時、できる限り上半身はまっすぐにしてきましょう。
痛みがあったり、まっすぐの姿勢が辛い時は無理のない範囲で行いましょう。
②膝の角度は90度に
膝を90度にすると、ちょうど膝の真下に足首がきます。
この角度が効果的なので、できる限り守るようにしましょう。
膝が伸びたり、曲がりすぎたりすると効果が半減してしまうのでご注意ください。
③踵をあげて、下ろすを繰り返します
一般的に言われる貧乏ゆすりの動きです。
慣れてくると、身体の反射で勝手に動いてくれます。
④横に少し広げ、元の位置に戻します
左右に開く貧乏ゆすりの方法です。
内に入れすぎると痛みが出る場合があるのでご注意ください。
動画でも貧乏ゆすり(ジグリング)の方法を詳しくお伝えしています。
変形性股関節症や股関節の痛み、つまり感でお困りの方は、ぜひお試しください。
もう一つ好評だった股関節関連動画の記事です。
合わせて見て行えば、より効果的だと思います。
↓
http://joto-seikotsuin.com/2016/08/18/kokannsetsudouga/
当院の変形性股関節症の治療について
いかがでしたか?
ジグリング(貧乏ゆすり)で軟骨が再生するには、少なくとも1〜2年は必要と言われています。
また、軟骨が再生するメカニズムも解明されていないのが現状です。
ですが、ジグリングを行うことで股関節に悪影響を及ぼすことはありませんので、軟骨再生に期待を込めて行うのは良いことでしょう。
当院に来られている変形性股関節症の患者さんでも、ジグリングの機械(健康ゆすり機)を自宅に置いてから、動きが良くなったと話されていました。
長期間ジグリングを行なっても解消されない場合は、それだけでは関節の状態が改善しない可能性があるでしょう。
そんな時は医療機関できちんと股関節の検査をしてもらい、専門家の指示にしたがって治療を行いましょう。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、神経筋無痛療法で股関節周りの筋肉の機能を改善し、セルフケアをお伝えしています。
股関節の痛みでお困りなら、ご家族が変形性股関節症でお悩みなら、ぜひ一度当院にご相談ください。
(柔道整復師 山岡洋祐 監修)
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