今回はランナーさんに多い後脛骨筋腱炎の辛い症状に効果的なテーピングの方法についてお話をします。
以前の記事では、後脛骨筋炎に効くマッサージの方法をご紹介しました。
記事を読んでない方はそちらもぜひご覧ください。
後脛骨筋は、歩くときや走るときに足首の内側のアーチを支えてくれる大切な筋肉です。
ふくらはぎの内側から伸びていて、足首の内側から少し前に付着しています。
この筋肉が疲労してきたり、うまく働かなくなってしまうと過回内と言われる状態になり、足首や膝に痛みを出す原因になってしまいます。
オーバープロネーション症候群と言う言い方もされ、シンスプリント(すね内側の痛みが出るランニング障害)の大きな原因にもなってしまいます。
後脛骨筋炎は、そんな過回内状態が続いてしまった時に、後脛骨筋が付いている足首の内側で痛みが出てしまう状態です。
普段からのケアも大切ですが、それ以上に痛みが出ないようにテーピングで保護しないといけない時もあります。
そんな方法を紹介していきますね。
最後に動画でも解説しておりますので、そちらもご参考ください。
テーピングをして後脛骨筋腱炎の痛みが改善する理由とは?
今回のテーマとして、
足の過回内を防いで、後脛骨筋の負担を減らしていく
ということを主にお話しさせていただきます。
先ほどもお話しさせていただいたように、足の過回内(オーバープロネーション)が後脛骨筋炎だけでなく足の痛みの大きな原因になってしまっています。
インソールなどで防ぐ方法もありますが、足に合ったものを探すのがなかなか難しいこともありますので、テーピングを使うのは非常に良い方法になってきます。
ですが単純に足首まわりにだけテーピングを貼っても、回内をサポートすることができません。
ここでポイントになってくるのが、足先の動きです。
実は回内、回外と言う足の動きは、足首だけでなく足先の動きを含めています。
ですので、テーピングを足先から貼ってあげることで、効果的に回内をサポートすることができるのです。
実際のテーピングの方法を解説
では実際にテーピングの方法についてご説明していきます。
5cm幅のキネシオロジーテープを使用します。
①35cmの幅にテープを切ります。
だいたい成人男性の足首で35cmの長さが目安になります。
体型や足の大きさによって調節しても良いでしょう。
②小指の付け根から斜めにスタートします。
。
写真のように小指の付け根から内くるぶし方向に貼っていきます。
この時にポイントがあり、足首の角度をだらんとしておくことです。
足首を直角にしてしまうと、テーピングの効果がなくなってしまうので注意してください。
③少し引っ張りながら内くるぶしからすねの前に貼り付けていく
軽く引っ張りながら貼り付けていきます。
アキレス腱の上が強く締まらないように注意しましょう。
完成系がこちらです。
動画で見た方がわかりやすいかと思いますので、この後ご紹介するYoutubeのリンクをご参考ください。
動画で細かいポイントまでしっかり解説
今から実際にテーピングの方法をご紹介しますが、文章と写真だけでは非常にわかりにくいので、動画を載せさせていただきます。
動画はこちらからご覧ください。
まとめと注意点
いかがだったでしょうか。
後脛骨筋腱炎の原因はたくさん挙げられます。
特に今回お伝えした過回内は、痛みの大きな原因となっています。
こちらのテーピングは運動時に使うもので、ランニングなど運動が終われば外すようにしてください。
長時間つけ続けると、足首に負担がかかることがあるので、そちらだけご注意くださいませ。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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