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足のアーチを回復させる立ち方、歩き方(後編)【親指で蹴らない歩き方で足の不調を改善】

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こんにちは。

大阪市城東区、鴫野駅前の城東整骨院、院長の山岡です。

10月も半ばに入り、秋の深まりを感じる季節になってきましたね。涼しくなって歩きやすい季節ですが、正しい歩き方を身につけて、より快適に過ごしていただきたいと思います。

今日は、前回の「立ち方」に続いて、足のアーチを回復させるための「歩き方」についてお話しします。

特に重要なポイントは、「親指で蹴らない」ことです。この一点を意識するだけで、足のトラブルが改善されることも多いのです。

記事の最後に動画でもご紹介していますので、そちらもご参考ください。

目次

前回のおさらい:立方骨を意識した立ち方

前回の記事では、足のアーチを回復させるための「立ち方」について解説しました。

立方骨(りっぽうこつ)という足の外側にある骨を意識して立つことで、アーチが機能しやすくなるというお話でした。

まだ前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。

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今回は、その立ち方をマスターした上で、歩き方についてお話しします。

ポイントはズバリ、「親指で蹴ろうとしない」です。

理想的な体重移動とは?

まず、正しい歩き方の体重移動について理解しましょう。

正しい体重移動のライン

理想的な体重移動は、以下の順序で行われます:

1. かかとの外側から着地

2. 足の外側(小指側)を通る

3. 最後に親指側に体重が抜ける

このラインで体重が移動することで、足のアーチが機能し、衝撃を吸収しながら効率的に前に進むことができるのです。

あおり運動と言われる動きで、歩くときにとても大切な動きです。

靴で見るとこのラインになります。

アーチが崩れてしまう体重移動パターン

一方、アーチが崩れてしまう歩き方は、このようなパターンです:

1. かかとに着地

2. すぐに体重が内側に入る

3. 親指で蹴り出す

このような歩き方をすると、着地の瞬間に足のアーチが「ぐちゃっと」潰れた状態になってしまいます。

この潰れた状態で親指を使って蹴り出すと、足裏のアーチ機能が全く働かないため、外反母趾や足底筋膜炎などの様々な足のトラブルを引き起こしてしまうのです。

すぐに内側に倒れてしまう人のパターン。

歩き方で最も重要なポイント:親指で蹴らない

理想的な体重移動の全てを意識しながら歩くのは、正直なところ非常に難しいです。

そこで、もっとも意識しやすく効果的なポイントをお伝えします。

それが、「親指で蹴らない」という意識です。

なぜ親指で蹴ってはいけないのか?

親指で蹴る意識を持つと、体重が親指側に倒れ込んでしまい、足のアーチ(土踏まずの隙間)が潰れた状態になってしまいます。

この潰れた状態では、アーチの機能が失われ、足への負担が大きくなってしまうのです。

 

実践:中指で蹴る(触れる)歩き方

では、具体的にどのように歩けば良いのでしょうか?

まずは歩く動作を3つにわけます。

・足がつくとき

・体重が乗るとき

・蹴る時

実はこの中で意識的にコントロールできる部分は蹴る時だけになります。

足をつく時や体重が乗るときに外に乗せようと意識すると、

勢いよく体重が乗ってくるので、不安定になりやすく変な体重の載せ方になり痛みの原因にもなります。

中には捻挫をしてしまう方も。

なので蹴り出しでコントロールするのが一番合理的になります。

中指を意識した歩き方

蹴り出す時は、親指ではなく、中指を意識しましょう。

親指を意識すると、内側が潰れてしまいやすいです。

これを中指にすると、内側のアーチが残りやすくなります。

といっても、「蹴り出す」というより、中指ぐらいが最後に地面に「ふわっと残る」「触れる」というイメージです。

この歩き方の効果

中指の意識で蹴り出すようにすると、以下のような効果が期待できます:

– 内側に潰れる力が加わらなくなる

– アーチが機能した状態(土踏まずの形状が保たれた状態)で体重を支えることができる

– 外反母趾や足底腱膜炎などの足のトラブルの負担が軽減される

 

普段から足裏のアーチが回復しやすい形を育むことにつながるのです。

 

練習方法:まずは裸足で家の中から

この歩き方は、最初は難しいかもしれません。

そこで、おすすめの練習方法をご紹介します。

 

裸足での練習がおすすめ

まずは裸足で家の中(フローリングなど)で練習することをおすすめします。

裸足だと、足裏の感覚がダイレクトに分かるため、中指で最後に触れる感覚を掴みやすいのです。

 

練習のステップ

1. 家の中で裸足で歩く

2. 中指が最後に地面に触れる感覚を意識する

3. 慣れてきたら、靴を履いて外でも実践する

焦らず、少しずつこの感覚に慣れていってください。

 

この歩き方がもたらす変化

この「親指で蹴らない」「中指を意識する」歩き方を続けることで、以下のような変化が期待できます:

– 足の疲れやむくみの軽減

– 外反母趾の進行予防

– 足底筋膜炎の痛みの改善

– 姿勢の改善

– 足のアーチの回復

足は体の土台ですので、歩き方を変えることで、全身のバランスも整っていくのです。

動画でさらに詳しく解説

今回ご紹介した足のアーチを回復させる歩き方について、実際の体重移動や足の使い方を動画で詳しく解説しています。

文章だけでは分かりにくい細かな動きや注意点も、わかりやすくご確認いただけます。

動画はこちらからもご覧いただけます:

 

まとめ

足のアーチを回復させるための歩き方について、以下のポイントを押さえましょう。

 

今回のポイント

1. 理想的な体重移動:かかと外側→足の外側(小指側)→親指側

2. 最も重要な意識:「親指で蹴らない」こと

3. 実践的なコツ:中指が最後に地面に「ふわっと触れる」イメージで歩く

4. 練習方法:まずは裸足で家の中(フローリング)で練習し、慣れたら靴を履いて外でも実践

前回の「立ち方」と今回の「歩き方」、両方をマスターすることで、より効果的に足のアーチを回復させることができます。

ぜひ今日から実践してみてください。

 

おうちでできる歩行ケアで足のアーチを活性化

現在、城東整骨院ではプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。

足について情報発信をさせていただいていると、全国からたくさんのご質問を日々いただいています。

ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。

そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらのサンダルとソックスを開発しました。

 

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